真の柔軟性のある身体づくりとは

50代の女性が一ヶ月以上の間、肘の辺りの筋緊張と「起床時に手指のPIP関節(第二関節)の強ばりが続いている」という症状でお越しになり、問診では特に変わったことはされていないとの事でした。

リウマチの血液検査は異常なし。

レントゲンでは右手のPIP関節が狭いとの所見ですが、症状は両側性です。

関節を拝見しても、へバーデン結節やブシャール結節のような変形は全く無い、白魚のようなキレイな指の持ち主で、神経学テストや筋力テストも問題無し。

でも、触れると筋肉のトーンは高まっているので「もしかして、ストレッチされていませんか?」とお尋ねするとやっぱりされていました。月二回1時間程度されていたそうです。

ストレッチはまだまだ流行っていますね。伸ばすと気持ちいいから体に良さそうと思って日課にされている、女子力の高い人達が陥る甘い(?)罠!

先日ドラッグストアでレジに並んでいたら、以前知り合った人で
そこまで柔らかくしなくても(傷めつけなくても)と思うくらい何時も念入りにストレッチをされていた細身の高齢の方が、500mlのペットボトル3.4本の袋を二つ、持ち上げようとして一つを断念して店員さんに取り置きをお願いしている姿を目にしました。

傍目にはちょっと不思議な光景だったと思います。

筋肉や靭帯の伸ばし過ぎで軟部組織は身体を支えるので精一杯の状態になっているのではないかと想像しました。

部位によったらストレッチが必要な組織も有りますが、それは是非 あなたの大切な身体をちゃんと観られるプロのカイロプラクターに任せて下さい。

真の柔軟性とは、「しなやかな動きが出来る身体の事」だと思います。

ストレッチよりも筋トレしましょう!

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